ホノホシ海岸

奄美大島の最南端に位置する、奄美大島の中では最も特徴的な海岸がこの「ホノホシ海岸」。
太平洋の荒波に削られて丸くなった天然の玉石が、海岸一面に敷き詰められており、その石同士が潮の満ち引きでぶつかり合い、カラカラと独特な音を立てています。
穏やかな海岸が多い奄美大島ですが、この海岸はとても荒々しく、波で削られた磯肌に、激しい荒波の音。第六感がない人でも強い土地のパワーを感じるほど、他の海岸にはない、気と景観があります。

このホノホシ海岸の石は、条例によって持ち帰りが禁止されてますが、景観保持以外に、持ち帰りを禁止する理由があります。
それは古くからの言い伝えで、このホノホシ海岸の玉石には現地の幽霊が宿っていると言われており、持ち帰った玉石が夜になると動き出し、そして持ち帰った人間には災いが降りかかると言われています。
今でも、地元の人にこの海岸に行くことを伝えると、災いを心配し石を持って帰っちゃいけないよと教えてくれます。
持ち帰った人の中には、あまりにも不幸が続く為、石を返すためだけに奄美に戻ってきた人もいるのだとか！

中にはボールのように美しい玉石もあり、思わず持ち帰りたくなりますが、持ち帰らないよう注意してください。